GNATbench

EclipseならびにWind River Systems Workbench用のプラグイン

GNATbenchは、Eclipse用のプラグインで、GNAT Proツールセットの機能をEclipse開発環境フレームワークに追加し、Eclipseの標準的なルックアンドフィールを提供します。

GNATbenchは、スタンドアロンのEclipseと、Wind River Systems(WRS)Workbenchの両方に対応しています。 Workbenchに統合すると、WRSが提供するVxWorksリアルタイムオペレーティングシステムでAda開発が行えます。 スタンドアロンバージョンは主にネイティブ開発用ですが、クロス開発もサポートしています(Workbench VxWorks開発を除く)。 いずれの場合も、各ツールは統合されています。

アウトラインビュー

GNATbenchは標準のアウトラインビューをサポートし、プログラム開発を容易にするためにソースコードを明瞭に表示します。 アウトラインのエントリを選択すると、ソースファイルエディタの対応する箇所に移動します。

Ada言語専用エディタ

Ada言語専用エディタは、Eclipseエディタの基本機能に、構文の色分け、括弧の強調表示、ブロックの折りたたみ、自動インデント、自動大文字化などが追加されています。 Ada 83からAda 2012までのAdaのすべてのバージョンがサポートされています。

コードの参照とナビゲーション

エディタ内で任意の名前をハイパーリンクとして扱うことで、コードをたどることができます。識別子を指定すると、対応する宣言または本文にアクセスでき、エンティティ上にカーソルを置くと、プロファイルとドキュメントがツールチップに表示されます。グローバル検索では、すべての参照を検索結果ウィンドウに表示することができ、この参照のいずれかを選択すると、対応するファイルに移動できます。

スタンドアロンEclipse固有の機能

GNATbenchのスタンドアロンバージョンは、Adaで記述されたシステムを構築するための専用ビルダを備えています。エラーと警告は問題ビューに表示され、 個々のファイルもコンパイルできます。 ネイティブならびにクロス用GNATコンパイラが提供されています。

デバッグに関して、スタンドアロンバージョンは、タスクなどのAda固有の要素のためにC / C ++開発ツール(CDT)グラフィカルデバッガインターフェースを強化して、GNAT拡張GDBデバッガエンジンを使用してAda言語に対応しています。

GNAT Studioとの相互運用性

Ada開発において、スタンドアロンEclipseまたはWind River Workbenchで作成したGNATプロジェクトは、プロジェクトの定義や構成を変更する事なく、そのプロジェクトをGNAT Studioで使用できます。

問題ビュー

GNATbenchは、警告とエラーを表示する標準の問題ビューをサポートし、このレポートはインタラクティブで、選択すると対応するリソースが開きます。問題ビューは、GNATツールすべてと連携しています。

クイックフィックス

言語依存のエディタは、GNAT Proコンパイラが認識した構文エラーやセマンティック(semantic)エラーの修正を提案することがあります。 それは問題を含むソース行の反対側にあるエディタマーカバーのアイコンで示されます。 クイックフィックスを呼び出すと、選択した修正がソースコードに自動的に適用されます。

自動コード補完

「コードアシスト」は、意味解析とコンテキストから識別子を補完するEclipse編集機能で、GNATbenchでは、Adaのすべてのバージョンでコードアシストが利用できます。 単純な識別子、サブプログラムの形式パラメータ、および「ドット表記」を使用して命名されたエンティティなどが補完の候補となります。

Workbench固有の機能

GNATbench AdaビルダはWorkbenchビルダと統合され、混合の言語でシステム全体をビルドすると、Adaコードも自動的にコンパイル/ビルドされます。 エラーは標準のWorkbench 問題ビューに表示され、ソースの問題の箇所に移動します。

Wind River Workbenchでは、他の言語で記述されたコードとともにAdaソースコードをデバッグできます。