コラム COLUMN
簡単な支払い方法で人気のタッチ決済ですが、どのような種類があるのでしょうか?
タッチ決済を「タッチするだけで支払いが可能な決済方法」と考えていると、実際に利用するときに失敗してしまうかもしれません。
ここでは混同しやすい決済方法とタッチ決済の種類について詳しく紹介します。
この記事を読めば、タッチ決済やその種類についてしっかり理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
タッチ決済とは、クレジットカードにおける非接触決済のことです。決済端末の読み取り部分にカードをかざすだけで決済ができます。
従来のクレジットカード利用の決済方法とは異なり、暗証番号やサインが不要です。
スピーディな会計が可能ですが、利用可能な上限金額が設定されており、その金額以上の支払いにはタッチ決済機能は使えない注意点もあります。
近年はスマホとクレジットカードを紐付けることにより、カードを出さずにスマホで支払いができるタッチ決済も増えています。
タッチ決済は決済端末にクレジットカードをかざすだけで支払いができる便利なシステムですが、従来のクレジットカード決済や別の非接触型決済と混同されがちです。
ここでは、タッチ決済と似ている決済の種類とその違いを紹介します。
タッチ決済には、タッチ決済機能が付いた専用のクレジットカードが必要です。
タッチ決済に対応していないクレジットカードの場合、カードの差込みやスワイプにより代金を支払います。
暗証番号またはサインも必要ですので、タッチ決済よりも時間と手間が掛かるでしょう。
タッチ決済では1回の支払いで1~2万円までしか対応できません。しかし、タッチ決済を利用しないクレジットカードの支払い方法ではより高額な支払いができます。
クレジットカード決済では、使った分がまとめて1~2カ月後に請求される後払い方式が一般的です。
デビットカードはクレジットカードと似ていますが、決済時に口座から代金がすぐに引き落とされます。
口座金額以上の支払いはできないため、使いすぎ防止にも役立つでしょう。ただし、一括支払いにしか対応していない場合がほとんどです。
また、使用方法はクレジットカードと同じく差し込みやスワイプで行います。
VisaやMasterCardなどの国際決済ブランドが付いたカードならば、デビットカードとしてのタッチ決済も可能です。
デビットカードはクレジットカードよりも審査が甘く、未成年でも作りやすい点が特徴です。
クレジットカードのタッチ決済と似ている支払い方法に、交通系ICや流通系ICなどの電子マネー決済があります。
これらも決済端末にカードをかざして、代金を支払う非接触決済です。
あらかじめ現金をチャージしなければ購入できないプリペイド型が主流となっています。
ただし、近年はクレジットカードと紐付けることにより、使った分だけ残高を自動で補充するオートチャージサービスや、支払いを後払いにするポストペイサービスもあります。
それぞれの特徴やメリットを検討し、どの決済方法が自身に合っているのかよく考えましょう。
タッチ決済の利用者数は年々増えており、大手決済ブランドであるVisaのタッチ決済対応のクレジットカード発行数は日本だけで1億枚に達しました。
多くの決済ブランドがタッチ決済対応のクレジットカードを発行しています。ここでは主要な3つの決済ブランドを紹介します。
いずれも国際基準のセキュリティ技術(EMV)が採用され安全に利用できるだけでなく、スマホやウェアラブル端末でも利用が可能です。
クレジットカードを選ぶ際の参考にしてください。
Visaはタッチ決済の先駆けブランドです。世界的にトップクラスのシェアと知名度を持ち、日本だけでなく海外でも使用できる国際決済ブランドとして人気があります。
さまざまな種類のカードが発行されていますが、タッチ決済で支払ったときのポイント還元を大きく設定しているカードが多いです。
例えば三井住友カードでは指定コンビニや店舗での購入の場合、通常のクレジットカード支払いでは0.5%還元のところ、タッチ決済では5%と高還元を謳っています。
Mastercardの非接触型決済は、タッチ決済ではなくコンタクトレスと呼ばれます。
日本だけでなく海外でも使用できる国際決済ブランドとして名高く、特にヨーロッパ方面で広く普及しています。
ほかの決済ブランドと同じように、コンタクトレスで支払うとポイント還元率が高く設定されているカードが複数あります。
例えばVisaと同じく、三井住友カードの場合は最大5%もの還元を受けることが可能です。
JCBは国際決済ブランドで唯一の日本発祥ブランドです。Mastercardと同じく、使われている名称は「タッチ決済」ではなく「コンタクトレス」です。
国内の多くの店舗で利用できるほか、海外でも対応する店が少なくありません。
また、ハワイ・韓国・台湾・グアムなど、日本人になじみが深い観光地にJCBカード会員向けのラウンジがあります。日本語での対応が可能なのは嬉しいサービスといえるでしょう。
通常1%還元、対象店舗で最大5.5%還元を行うJCBカードW Plusカードでは、コンタクトレスでも還元率が変わりません。
クレジットカードのタッチ決済は、決済ブランドによりコンタクトレス決済とも呼ばれ、非接触型決済の1つです。
同じく非接触型決済であるICカードなどを用いた電子マネー決済と混同される場合もあるので、それぞれの違いをしっかり把握してください。
また、タッチ決済に対応するクレジットカードは多くのカード発行会社で取り扱っています。
独自の特典も多いため、自身に合ったカードを選ぶとメリットが大きくなるでしょう。
一方、多くの決済ブランドに対応したレジ/端末を店舗に設置することで、利用者の購入機会を逃さずに済み、売上アップに役立ちます。
アイティアクセス株式会社の決済サービスでは、クレジットカードのタッチ決済を含め複数の決済方法に対応しています。詳しくはぜひホームページをご覧ください。