Windows、Android、FireOSを搭載した無線機器におけるRED-DAの対応について
RED 委任指令 (RED-DA) 整合規格の制限についてのお知らせ
RED 委任指令 (RED-DA) 整合規格について
この度、EU (欧州連合) において無線機能のある機器を販売しているお客様に対し、Commission Implementing Decision (EU) 2025/138が発効され、RED-DAの整合規格であるEN 18031-1、EN 18031-2、EN 18031-3の適用が変更された事について、以下の通りご案内申し上げます。
EN 18031-1、EN 18031-2、EN 18031-3は、制限付きで整合規格として扱われることになります。これは、これらの規格が特定分野において適合性を推定するものではないことを意味し、製造業者は完全な適合性を保証するためにNotified Bodyによる第三者検証を行う必要があります。
詳細は以下のコラムを確認ください。
Windows、Android、FireOS を使用している無線機器について
Windows、Android、FireOS などのオペレーティングシステム (OS) を搭載した無線機器は、RED-DA の対象となる場合があります。またこれらの OS は、ストア機能などで金銭等を取り扱うことが可能かつ、パスワードなしでのインターネット接続が可能となっており、またアカウント情報などの個人情報を取り扱うことでの使用が一般的となるため、弊社のパートナー認証機関の見解では、整合規格の指定での制限に該当し、自己適合宣言の適用ができない可能性が高いとの見解です。
なお、本告知に関する詳細は、、EU官報 Commission Implementing Decision (EU) 2025/138(https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=OJ:L_202500138)をご参照ください。
RED 委任指令 (RED-DA) とは
RED 委任指令 (RED-DA) は、無線機器指令 (RED; Radio Equipment Directive 2014/53/EU) を補完するもので、RED の Article 3(3) (d), (e), (f) に関連するサイバーセキュリティ、プライバシー保護、および不正防止に関する必須要件を定めており2025年8月から適用される予定です
RED 委任指令 (RED-DA) の対象となる無線機器
RED-DA は、以下の要件に該当する無線機器に適用されます
•インターネットに接続された無線機器
•個人情報を処理する無線機器
•金銭に関わる情報を処理する無線機器
自己適合宣言を適用できない場合のRED-DA対応について
弊社アイティアクセスではRED-DAやCRAを始めEU法制への対応を主軸にセキュリティ認証取得支援のワンストップサービスを提供しております。自己適合宣言の適用の有無に関わらず、セキュリティ機能の実装から認証取得までワンストップサービスを提供が可能となっておりますので、対応にお困りのお客様はご検討ください。
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※本コラムに掲載されている会社名、商品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。
・Windowsは、Microsoft Corporationの登録商標または商標です。
・Androidは、Google LLCの登録商標または商標です。
・FireOSは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の登録商標または商標です。