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ICカード決済端末を設置するには?メリットとデメリットも解説!

今や、ICカードを使って支払える自販機は全国各地に広がっています。ICカードの支払いは、街中や駅構内、観光地などでも気軽に使えてとても便利な支払方法です。

ICカード対応自販機のメリット・デメリットについて、まだよく知らない方もいるでしょう。同じICカード支払いでも、対応している決済端末はメーカーによって特徴に違いがあります。

今回は、ICカード対応自販機のメリット・デメリット、ICカード決済端末に関連する事例を中心に解説します。ICカード対応自販機の設置を検討している店舗の方は、ぜひ最後までご覧ください。

ICカード決済をしているユーザーは増えている

キャッシュレス決済の中でも、ICカード決済は特に幅広い年齢層に普及しています。

2022年 電子マネー実態調査』によると、キャッシュレス決済利用者の約9割が「支払いがスムーズにできる」といった理由からICカードを使うと回答されています。

交通機関や購入費用の支払いなど使える幅も広いことから、キャッシュレス決済の中ではクレジットカードの次に利用者が多く、年々利用者は増加傾向です。

現金チャージ型であれば、大きな金額の購入は現金やその他のキャッシュレス決済の使用が多いようですが、自販機やコンビニなどの少額商品は残高を気にすることなく購入できるため、利用機会が多いと予想できます。

自販機におけるICカード決済の特徴

自販機のボタンを押し、タッチ部分(カードリーダー/ライター部)にICカードをタッチすると、電子マネーで支払いが可能です。ICカードで買い物をすると、連動アプリでポイントが貯まりプレゼントをもらえるサービスもあることから、消費者の購買意欲を高め、相乗効果を得られるでしょう。

ICカードに対応する自販機によっては、対応するICカードが少ない場合もあり、地方への設置が難しい場合も考えられます。

弊社のICカード対応決済端末は、Suica・PASMO・ICOCAなど、全国約10種の交通系ICカードが使用可能です。地域に縛られることなく取り付けが可能となるため、全国に自販機を設置している方でも安心してキャッシュレス決済対応へと変更できます。

自販機のICカード決済のメリット・デメリット

自販機でのICカード決済はスピーディな支払いができて、店舗側は売り上げ回収における手間が少なくて済みます。一方で、セキュリティ面の不安や現金よりも不便なのでは?と感じるのではないでしょうか。

ICカード決済端末を導入する前に、事前にメリット・デメリットを知っておく必要があります。

この章では、自販機ICカード決済のメリット・デメリットについて解説します。両者を把握して、ICカード自販機の設置を検討しましょう。

メリットについて

セキュリティ面でいえば、ICカード決済端末が取り付けてあると、現金決済のみの自販機に比べ自販機の中に入っている現金が少ないとアピールできます。そのため、自販機から現金がピッキングされる被害の抑制にもつながります。犯罪対策に力を入れたいのであれば、ICカード決済端末を導入するのもよいでしょう。

※決済端末取り付け後も現金での購入は可能なため、完璧な対応とは言えません。

また、売上回収の手間がかかりにくい点や決済情報のデータ管理もメリットです。売上管理に手間をかけず、店舗業務に集中しやすくなります。

デメリットについて

お客様によっては、ICカードのチャージに手間がかかってしまう点が面倒であると感じる方もいます。特に現金での支払いに慣れているお客様は現金で支払う場合があるので、キャッシュレス決済対応にしたからといって、売り上げが向上したり利用者が増加したりするとは限りません。

ICカード決済端末を使用した自販機を設置する場所についても、消費者の生活圏にキャッシュレス決済などのICカード決済が普及していなければ、消費者の利用につながりません。そのため、自販機を設置している周辺のリサーチも必要になってきます。

設置する決済端末メーカーの選び方

同じICカード決済端末でも、メーカーによって特徴が異なる場合があります。決済端末メーカーの主な選び方は、下記の2点です。

  • 手厚いサポートがある会社を選ぶ(アフターフォロー、修理など)
  • ユーザビリティの良さ

この章では、それぞれの決済端末の選び方について解説します。ICカード決済端末の導入を検討している店舗の方は、ぜひご覧ください。

手厚いサポートがある会社を選ぶ

ICカード決済端末設置後のアフターフォロー(メンテナンスなど)が充実しているメーカーを選ぶと、店舗側にとって利便性が高くなります。保証期間や電話サポート、電波障害や不具合時の対応などを確認事項としておくとよいでしょう。

人件費や維持管理費などの経費負担と照らし合わせつつ、事前に決済端末のメーカーへ詳細をよく確認する必要があります。そして、決済端末の管理に関する必要事項があれば、あらかじめ店舗のスタッフ全員に共有しておくのも大切です。

ユーザビリティの良さ

さまざまな端末メーカーの中から機種を選択する際のポイントとして、視認性や操作性といったユーザビリティを重視しましょう。

使用できるICカードの豊富さ、タッチパネルのわかりやすさ、決済方法が簡単か、気軽に購入できる自販機としての簡易性を失わない機種選びがキャッシュレス決済利用者を増加させる鍵と言えます。

ICカード対応自販機で快適な店舗にしよう

ICカードは汎用性が高く、カードまたはスマートフォンアプリのみで支払いが可能です。今後、ICカードを利用した決済サービスはさらに増えていくと見込まれます。

ICカード決済の自販機をより効率的に稼働させるには、ICカード決済端末の選び方が重要です。さまざまな種類の決済端末から、店舗に見合った端末を選ぶ必要があります。

ユーザビリティや売上向上のためにも、使いやすいICカード決済端末の設置を検討してみてはいかがでしょうか。