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QUICに何をみいだしたか

Visuality Systems 連載コラム

QUICに何をみいだしたか

 

SMB/CIFSは、ファイル共有プロトコルであるため、パケットロスに弱いTCPを使用すると、ファイルの送受信が遅延したり、失敗したりすることがあります。

また、輻輳制御が複雑なTCPを使用すると、ネットワークの混雑を抑制することが難しくなります。

さらに、暗号化が組み込まれていないTCPを使用すると、データの盗聴のリスクがあります。

 

これに対するSMB Over QUICの特徴は以下のようなものがあると考えています。

 

高速なファイル共有: SMB Over QUICは、高速で安全なファイル共有を実現することができます。QUICの高速な通信とSMBのファイル共有機能を組み合わせることで、高速で安全なファイル共有を実現することができます。

 

セキュリティ: SMB Over QUICは、TLS 1.3に基づく暗号化が組み込まれており、通信のセキュリティが高いです。また、QUICのパケットレベルでの再送処理により、パケットロスに対する耐性も高くなっています。

 

NATトラバーサル: SMB Over QUICは、NATトラバーサルが容易であるため、ネットワークの複雑さを減らすことができます。これにより、企業や組織にとっては、より使いやすくなります。

 

プロトコルの簡素化: SMB Over QUICは、SMBのプロトコルを簡素化することができます。SMB Over QUICを利用することで、SMBの実装がより簡単になり、エラーの発生を減らすことができます。

 

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